ケー・ドルセー41番地

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毎月月末、館より届く鈍色の便り

2023-07-31から1日間の記事一覧

第24書簡「不在と絶望の表象としての少女」

10代後半の頃、70年代に発表された少女漫画を熱心に読んでいたことがある。 萩尾望都『ポーの一族』や竹宮恵子『風と木の詩』、池田理代子『ベルサイユのばら』、大島弓子『綿の国星』、木原敏江『摩利と新吾』、山岸涼子『日出処の天子』、三原順『はみだし…